自動運転の上手な使い方を提案
ユーザー目線で困り事を考える自動運転 |
最近の自動運転関連のニュース
2020年2月21日 NHK news web
自動運転車を使った送迎サービス実験開始 タイの不動産会社
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200221/k10012294721000.html
自動運転のニュース一覧 日本経済新聞
https://r.nikkei.com/tech/self-driving-vehicles
2019年10月28日 ロボスタ
トヨタが「自動運転車レベル4」のデモと一般向け試乗体験を2020年の東京お台場で実施へ
https://robotstart.info/2019/10/28/toyota-tri-p4.html
自動運転レベル表 |
助手
『ねぇ博士、自動運転ってなんかイマイチ嬉しさが分かんなくないですか?』
博士
『そんな事はないぞ。
・人の手を介さずに目的地までいける
・将来的には人より安全に運転出来る
・運転手の人手不足に対応 など
メリットはたくさんあるぞ』
助手
『うーん、、そうじゃなくて
それって一体誰の困り事を解決してるんですか?』
自動運転は誰の為?
博士
『そりゃユーザーの為に決まっておるじゃろ』
助手
『果たしてそうですかね?』
『そもそも私は
クルマを運転するのが大好きなんです』
『クルマ好きな人から運転を奪って、
それってユーザーの為になるんですか?』
博士
『お年寄りとか、長い渋滞の時とか、
自動運転に任せたい時だってあるじゃろ』
助手
『そういうのが便利なのは分かるんですが、
なんか釈然としない所があるんです』
博士
『と言うと?』
助手
『お年寄りとかタクシーとか
渋滞時の自動運転って、
要は人の代わりに運転するだけですよね?』
博士
『そうじゃよ』
助手
『それって、せいぜい人と同じか
ちょっと上手いくらいのレベルですよね?』
『一般ユーザーが
そんな高い金使ってシステム入れて
そこまでの付加価値があるんですか?』
『自動運転がないとどうしても困るとか
あるんですかね?』
博士
『それは、、分からんが、、』
助手
『そもそもクルマ買う人は
自分で運転したくて買うんですから
あまり自動運転システム自体が高価だと
誰も欲しがりませんよ』
『そりゃ最初すげ〜ってなりますけど』
『その内、だから何?って感じで』
『要はあまり付加価値が生まれない』
『なぜならユーザーにとって
時間的メリットがないから』
助手
『付加価値を生むとしたら、
高い給料の運転手の代わりになる
とかなら分かるんです。
でもそれって、誰の為ですかね?』
博士
『タクシー会社とかバス会社の為じゃな』
助手
『ユーザーからしたら
運転手がコンピュータだろうが
ベテランドライバーだろうとあまり関係なく
安全に早く目的地に着けば良いんです』
『頑張って自動運転にしたぜ!
って言われても、、
それってただのメーカーの独りよがり
に聞こえてしまうんです』
『確かにすげ〜ってなるけど、
冷静に考えたら
ユーザーにメリットはあまりない』
博士
『確かにそうじゃな』
助手
『だから、今話題の自動運転ってイマイチ
やっぱユーザー目線に立ててない気がするんです』
まとめ
運転好きのユーザーには
自動運転の嬉しさがイマイチ伝わってこない。
バスやタクシーの自動運転は
一般ユーザーにはあまりメリットがない。
自動運転は本来、多数の
一般ユーザー困り事を解決する手段であるべき
一般ユーザーの困り事ベスト5
解決のポイントは『時短』
困り事 第5位
繁華街で買い物をしたいが
近くに駐車場がなく
仕方なくタクシーで行く
解決方法:
繁華街近くまで自家用車で行き
車両は置いて買い物に行く。
自動運転システムにより、
近くの路地を周回して来てもらう。
戻ってくるまでの時間は
スマホでセット可能。
時短効果
特になし
(タクシー待ち時間)
付帯効果
タクシー代(月5千円程度か?)
第4位
コンサート、野球場、イベント会場、
授業参観などに行きたいが
駐車場が確保されていない。
仕方なくタクシー、公共交通機関
などの別の手段を使っている。
解決方法
会場近くまで自家用車で行き
車両はその場に置いて用を済ます。
その間、自動運転システムにより、
近くの路地を周回するか
コンビニなど無料駐車場に待機。
再びスマホで呼び出せば
いつでも戻って来てくれる。
時短効果
1時間×週末4日=4時間/月
(乗り継ぎ時間など)
付帯効果
交通費(月5000円程度か?)
第3位
行楽地、ショッピングセンターで
駐車場がない、または待たされる。
解決方法
自動運転で辺りを周回、駐車してきてくれる。
ユーザーは路肩に寄せて下車すれば良い。
帰りの時間になったらスマホで呼び出せば
また元のところに戻って来てくれる。
時短効果
1時間×週末4日×4名=16h/月
(毎週お出かけする4人家族を想定)
第2位
自宅駐車場が遠く、
歩いて行くのに時間がかかる。
解決方法
自動運転システムにより、
リビングからスマホで車を呼び寄せられる。
逆に帰宅時は玄関前で下車して
指定駐車場まで駐車してきてくれる。
時短効果
15分×4回×30日=30h/月
(都市部の単身者などを想定)
第1位
仕事が忙しく、
子供を迎えに行く時間がない
解決方法
会社に停めてある自家用車が、子供を
自動運転で学校まで迎えに行ってくれる。
子供を乗せたら、
そのまま会社まで戻ってくる事も出来るし、
自宅で下ろした後に
会社まで戻らせる事も出来る。
行き先、経由地はスマホでセット可能。
時短効果
2時間×20日=40h/月
(働く女性などを想定)
まとめ
クルマの大部分のユーザーは
自動運転による時短を期待している。
自動車メーカーは
大多数ユーザーがどんな事に困っているか?
をよくリサーチして欲しい。
今後、自動運転は
ショッピングセンター立駐での車両制御など、
新たなビジネスが生まれる可能性がある。
『誰のどんな困り事を解決するか?』
これはビジネスの鉄則である。
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