2020年1月3日金曜日

東京都100人超え感染はなぜ起こったか?『夜の街』は訂正すべき理由

2020年7月3日 東京都で感染者数が100人超え。
都内で100人を超えるのは2日連続。

NHKのニュース記事
ソース:NHKのニュース




昨日、小池知事が会見を開き、
『完全拡大要警戒』と発表されました。


ここで疑問。

なぜ東京都で再び100人超え感染が起こったか?

緊急事態宣言が

解除されて人々の気が緩んだから?

私は違うと思います。


検査の数が増えたから?

それも一理ありますが
問題は別にあると思います。


本記事を読むと
東京都で再び100人超えが起こった理由
日本の行政対応の問題点

が分かります。

何が危ないか、ちゃんと政府が発表しないから

2020年5月25日に全国緊急事態宣言が解除になりました。

これは経済への影響も考慮して必要な事でもありましたが、その時に何が危ないかピンポイントで
説明したでしょうか?


当時、政府が発表したのは
こちらの『新しい生活様式』です。
新しい生活様式


別のブログ記事でも紹介したのですが、

・他人との距離を2m取れ
・外出はなるべく控える
・食事は対面は避けて

など、実現性のない事ばかりが書いてあり、
肝心な『どうしたら最も感染しやすいの?』が
書いてません。

要は専門家会議で言われた事をそのまま、
何かあった時の責任逃れが出来る様に、
感染の可能性のありそうな事を全て書いただけ

『要はポイントが絞れていません』
いわば究極の『事なかれ主義の文書』です。


そして緊急事態宣言は
何が一番危ないかイマイチ不明のまま解除

人々は夜の街に繰り出したという流れです。


そもそも緊急事態宣言が解除される前から
京都大学の藤井教授は
 ・唾液が危ない
 ・だから宴会・カラオケ・風俗は危ない
 ・人が接触する事自体は悪くない。
 ・緊急事態宣言が解除された後が大事
と警鐘を鳴らしておられました。

ちなみに現在も接触8割減は反対されており、
政府の感染症対策には疑問を呈されています。




政府の中で専門家会議が開かれていたそうですが
一体全体何を議論していたのでしょうか?

ソーシャルディスタンスとか安全サイドの基準
なんかどうでも良いので
感染の主原因をなぜ発表しなかったのか?

甚だ疑問です。


ここまでのまとめ
・政府や専門家会議では緊急事態宣言前から
 唾液交換による感染拡大が濃厚である事は
 実は分かっていた。

・にも関わらず、新しい生活様式では
 そのポイントには触れず
 ソーシャルディスタンスだのテレワークだの
 安全サイドに振った責任逃れ文書のみを出した

・感染主原因が未発表のまま
 なし崩し的に緊急事態宣言は解除された。


日本の行政対応の問題点


日本の行政対応の問題点。それは

『正しい情報をタイムリーに出さない事』

『一度決めた事を方針転換出来ない事』

『責任逃れの事なかれ主義である事』


先程も言った様に、専門家会議では
唾液交換による感染が主原因となりうる事は
分かっていたはずなのです。

しかし、それを断定して
カラオケ・宴会・風俗は危ないと言ってしまうと
その業界に保証をしなければならなくなる。

だからあえてボカして夜の街って言っている。

これを『事なかれ主義』と言わず何という?


唾液が危なそうだと分かっていたなら、

『唾液交換を伴う風俗・カラオケ・飲み会は
 危険度が高いので、店を再開するにしても
 きっちり対策して下さい』

となぜ言わないのか?


たとえ間違いであっても、後で修正すれば良い。

その時分かっている事をなぜ言えないのか?

これが政府・行政の問題だと考える。


それに加えて、現在に於いては
すでに感染者が出ているのに、

・店の名前を発表しない
・どんなサービスが行われていたか公表しない
・ボカして夜の街とだけ言う。

これでは何も対策が打てないではないか。

『夜の街が悪い』としか言わず不安を煽るだけ。

このままではキチンと対策をしている夜の街の
店舗ごと全て潰されてしまう。

下手をすると
東京の若者、サラリーマンは夜の街ばかり行って
病原菌を持っているとまで言われかねない。


そうならない為にも
感染者が出た店舗はピンポイントで公表して
何がいけなかったのか、
今後どうすれば感染が広がらないか
原因を絞り込んで情報公開をすべきである。


これらは政府・行政の役目であり、
それがやれないのならば役目を果たせない
役立たずであると言われても仕方がない。


まとめ
東京都100人超え感染者が出るのは
情報公開を怠ってきた行政・政府の責任。

『夜の街』という言い方は訂正して
ピンポイントで店名・サービス内容を公開すべき

今からでも正しい情報をタイムリーに提示して
安心して暮らせる社会を取り戻すべき。


今回は以上です。


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